2020年10月– date –

展示販売回に出展したとき、最も気を遣うべき事は「お客さんとの関係をその場だけにしない」ということです。展示会の販売で終わってしまえば、そのお客さんから得られる売上はその場限りですよね。でも関係を作れればもっと長期にわたって売上を得られます。

経営は職人技ではありません。経営は科学的に把握され、分析され、改善される必要があります。もちろんそんなアプローチをしなくても経営が上向くことはありますが、それは再現性がないまぐれ当たりでしかありません。

商品を「買ってもらう」前に必ず必要なことがあります。それは「知ってもらう」ことです。商品の存在を知らなければ、お客さんはあなたの商品を購入の選択肢に入れてはくれません。そして驚くほど多くの方があなたの商品を知りません。

独創的でオリジナリティが高い商品やビジネスは、成功すれば美談としてもてはやされます。しかしその裏で、とても成功率の低い危険な賭でもあります。余裕がなければ、成功する可能性が高い、ありふれたビジネスをするのがベストです。

既存の商品同士を組み合わせて新しい商品を作ると、成功する可能性が高まります。何せ、既に良いと分かっている物同士を組み合わせるわけですから、相乗効果で上手く行く可能性はより高くなるわけです。

人間は未知に対して本能的に恐怖を感じる生き物です。新しい事に挑戦するときに感じる恐怖は、実は新しい事そのものに対する物ではなく、単純に未知に挑戦することに対する恐怖である可能性がかなりあります。

クレーマーはお客さんではありません。理不尽なクレームを言ってくる相手には一歩たりとも譲歩すべきではありません。お客さんは選んで良いのです。従業員なら仕方ないかも知れませんが、少なくとも経営者なら選択の自由があります。

良いものを作れば売れると考えている人は少なくありません。それにすがりたい気持ちも分かりますが、この考え方はどこまでいっても伝説です。伝説は上手く行く人がほとんどいないから伝説だという事を忘れてはいけません。

プロっぽいしごとをしたければ、プロのマネをするのが一番です。これは経営も同じで、会社を始めたばかりの頃に経営を上手くしようと思ったら、上手く行っているひとのやりかたをマネするのが一番早く成果が出ます。

目的が達成できるなら、あえて難しい方法を選択する必要はありません。より簡単に目的を達成できる方法があるなら、一度決めた方針を翻してでも簡単な方を選ぶべきです。その方がより確実に、簡単に目的を達成できます。

商品の機能そのものは大して重要ではありません。でも、その機能がお客さんにとってどんな結果をもたらしてくれるかはとても重要です。結果の説明をしているか否かで、商品の購入率が大きく変わることもあるくらいです。

目に見える状態にしておくだけで防げる問題があります。人間の感覚はアテになりません。だから状況を正確に把握するためにも現状を様々な形で目に見えるようにしておく必要があります。

価格戦略は企業にとって重要な課題です。にもかかわらず、原価を元に自分たちが欲しい利益を計算して価格を決めてしまっているケースが見られます。値付けはお客さんを見て行わないと安定したビジネスを作る事はできません。

売上からコストを引いて求められるのは、単純に一回商品を買ってもらったときの利益でしかありません。経営を安定させるにはビジネスモデル全体の利益を考える必要があります。その方法について動画で解説しました。

日本人は特に、周りと同じ行動をすることに安心を感じます。でも、周りがみんな「正しい事」をしているとは限りません。周りが間違っていて、あなたも周りと同じような行動を取ればあなたは周りと一緒に大失敗をする事になります。

お客さんはあなたのことをよく知りません。もちろん、お客さんがあなたから買っている商品については知っているでしょう。でも、それ以外の取扱商品やサービスについては知らない事の方が多いはずです。結果として、あなたは商機を逃しているかも知れません。

行動をパターン化すると仕事のパフォーマンスが上がると言われています。しかし、どうしてもそのパターンに入れない時があります。心配事があったり、逆に嬉しくて舞い上がってしまっているとパターンを壊してしまう事があります。そんな時、簡単にパターンを取り戻せる裏技があります。

知らない事は知らないと言った方が無難です。自分に取って都合の悪い助言をくれる人も大事にするべきです。そうしないといつの間にか裸の王様になってしまって、質問したり、助言を受け入れたりするよりも恥ずかしい思いをすることになりかねません。

問題の原因が分からないとき、人に相談するととても簡単なことが原因だったと気づくことがあります。不思議なことに一人で悩んでいるといつまで経っても答えにたどりつけないことが少なくありません。

商品が売れない最大の理由は、全ての商品で共通しています。この理由を意識しているかどうかで売上は何倍にも差がつきます。そのポイントについて動画で解説しました。