選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
先日、売上を安定させ、利益を増やすにはマーケティング、中でもダイレクトマーケティングを使うと効果的だ、という記事を公開しました。
その記事に「ダイレクトマーケティング、気になる」とコメントを頂きましたので、今回はダイレクトマーケティングについて少し解説したいと思います。
「ダイレクトマーケティング」というのは、一言で言うと「自分たちの行動によってお客さんがどんな反応を示したかが直接計測できるマーケティング」です。
マーケティングそのものについて解説を始めてしまうと記事が何本あっても足りなくなってしまうのですが、重要なのは「ダイレクト」部分なので、今回はそこに絞って書きます。
ダイレクトマーケティングの実例
お客さんの反応を直接計測する事によるメリットは計り知れません。反応が分からないと、全ての行動をカンに頼ることになってしまいます。
例えば近所のスーパーのチラシを思い浮かべてください。あのチラシの配布を1度やめたら、どのくらい売上が下がると思いますか?
恐らくほとんどの人が「分からない」と答えると思います。当然です。何せチラシを出している側の専門家も分かりません。反応が計測できないからです。
一方で、例えばあなたが美容室を経営しているとしましょう。チラシに「このチラシを持ってきた人は10%割引」と入れてあれば、お客さんはチラシを持って来店しますよね。
つまり、そのチラシで何人のお客さんが来店したかが分かります。
仮にチラシを1,000枚出して5人集客できたとしましょう(これは妥当かちょっと良いくらいの数値です)。この場合、チラシ200枚で1人集客できた事になります。
宮城県ではチラシを1枚ポスティングするのに3.8円かかりますので、一人のお客さんを集めるのにかかったコストは200枚×3.8円=760円です。
美容室の客単価は少なく見積もっても数千円はありますし利益率も高いので、このチラシで集客をすれば赤字は出ない、という事が分かりますよね。
これがダイレクトマーケティングです。
ダイレクトマーケティングを使えば集客が確実に上手くいく
通常のやり方で広告を出すと、広告のコストばかりが気になってしまいます。でも費用対効果の合う広告なら使わない手はありませんよね。
さらに、反応が厳密に計測できるため、チラシの改善も可能です。例えば、先ほどの1人760円で集客できるチラシをAとして、それを修正したBというチラシを作って反応を確認するとしましょう。
その結果1人あたりの集客コストが760円を超えるようであればBのチラシは破棄、もし760円より安ければ次からはBのチラシを使います。さらに修正したCを作ってテストして・・・という事を繰り返せば、よほどのことがない限り費用対効果の合うチラシを作り出せるわけです。
この方法はチラシ以外でも使えます。ネット広告でも、SNSでも、メールでも直接的に反応を計測する方法はあります。
是非あなたのビジネスにもダイレクトマーケティングを取り入れてください。そうすれば確実にビジネスを拡大させられます。
コメント
コメント一覧 (2件)
ありがとうございました。
ユーライブチャンネルに出演したら注文が何個入ったか?もダイレクトマーケティングと言う事になりますよね?
コメントありがとうございます。
はい。その通りです!
ダイレクトマーケティングを最も活用している会社の一つがジャパネットたかたです。
まさにそれと同じイメージですね。
「このトークだとこのくらい売れる」という数字を取っておくと戦術を組みやすくなります。