お客さんの言葉を使おう

仙台に戻る新幹線より

データビジネスの姉歯です。

もう今から10年以上も前。結婚式の会場探しをしていたときのことです。

色々な会場を回って、試食をさせてもらって、一部の会場では衣装を着せてもらったりもして、楽しく会場選びをしていました。

ところが、ある会場で話を聞いていたとき、ちょっと違和感を感じたんですね。その会場は料理も衣装も、スタッフも問題なくて、ここに決めても良いかな、くらいに考えていたところでした。

でも、イベントの最後に出てきた営業部長さんだという人が、「この商品は自信を持って開発したため、是非選んで頂きたい。お客様にとっても一生の思い出になる商品だ」と話したのです。

最初何のことだろう、と思っていたのですが、この「商品」という言葉はどうやら結婚式のプランを表しているようでした。

結婚式のプランを「商品」と呼ぶのはお客さんの側の言葉ではありません。開発という言葉もちょっとズレていますね。先ほどの言葉は「このプランは自信を持って企画したため、是非選んで頂きたい。お客様にとっても一生の思い出になる式だ」とでも言い換えればだいぶ伝わりやすくなります。

結局、この式場はとても良い雰囲気でしたが選ばず、別の式場で結婚式を挙げました。

あなたはお客さんの言葉、使っていますか?

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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