予想外のデビュー戦

自信は先に付けろ

自宅の自室より

データビジネスの姉歯です。

大学に入ったばかりの頃。

オープンキャンパスで、来場者の校内案内をするボランティアをする事になりました。

僕が通っていた大学は当時はまだできたばかりで、建物の形も珍しかったため、頻繁に見学者が来ていました。その見学者を案内するサークルに入って何度も案内をしていましたし、学生会で施設設備の担当もしていたため、いつもと同じにすれば良いや、くらいの考えで案内役を買って出た訳です。

オープンキャンパスでは来場者に一度700席の大講堂に入ってもらい、学長はじめ偉い先生方からの話をしてから校内を回る流れでした。

なのでステージの袖口からその様子を見ていたのですが、その時予想していなかったことが起きました。

「じゃ、次案内の説明よろしく」と言われてマイクを渡されたではありませんか!

いやいや聞いてないし!人前で喋るとか経験ないし!というか700人だし!

どちらかというと小、中、高と人目を忍んでパソコンをいじってるようなタイプだったので、これは完全に寝耳に水でした。

できると信じて行動してみよう

でも、大学入学時にはもうちょっと明るいタイプの人になろうと思っていたんですね。恥ずかしながら今で言えば大学デビューを狙っていた訳です。

そんな事もあり、「デビューしたんだから人前で喋るのも当たり前」なんて謎の自信で700人スピーチを乗り越えました。

その経験以降「プレゼンが得意なのだ」というセルフイメージが明確に育って、積極的に場数をこなす中で上達し、今ではプレゼンが上手いと他人からも言ってもらえるようになりました。

実はこれ、人が何かを得意になる時の黄金パターンです。

自信とは、何か行動をしてみて実際にその行動が上手く行ったときに身につくものだと思われています。

でも本当は逆なんですね。

「自分はこういう人間なんだ」と自信を持つ事で、そういう人らしい行動を取るようになり、実際にできるようになる訳です。

これは1960年にアメリカのマクスウェル・モルツという医学博士によって提唱された考え方です。

実際僕もプレゼンが上手いのだと信じる事で「事前の練習」「伝わりやすい発表資料の制作」「場数をこなして反応を見て修正する」といった「プレゼンが上手い人の行動」を取るようになりました。

もしあなたも自分を変えたいと思っているなら、まずは変わった後の自分を想像し、自分はそういうタイプの人間だと信じて行動してみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • (. ❛ ᴗ ❛.)この記事も好きです。

    「自分はこういう人間なんだ」と自信を持つ事で、そういう行動を取るようになり実際にできるようになる。

    • 自信を持って行動するためには、アウトプットの部分だけではなく、その結果を出すための努力も含まれます。この記事の例で言えば、プレゼンがうまいんだからプレゼンの練習をして当然、と考えるようになり、プレゼンの練習をするようになり、結果プレゼンもうまくなる、という順番ですね。

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