誰に何を売っているか?

桜ヶ丘のカフェより

データビジネスの姉歯です。

あなたは誰に対して何を売っていますか?

この質問に正しい意味で答えられる人はほとんどいません。いやいや、いくら何でも何を売ってるかくらいは分かっている、という方もいらっしゃると思いますが、たいていの場合はその逆です。

ほとんどの方は誰に対して売っているかは何となく知っています。でも、そのお客さんに対して何を売っているかを正しく把握している人は多くないのが現実です。

以前にも書いた事がありますが、お客さんが求めているのは商品そのものではありません。もちろん、お客さんに提供されるのは製品やサービスのような商品ですが、実際にお客さんがほしがっているのはその商品によって実現される「問題解決」です。

たいていの場合、同じ商品でもそれを使う人によって解決される問題は様々です。例えばコーヒー一つでも「眠気を覚ましたい」「友達と楽しい時間を過ごしたい」「プレゼントして父親に喜んでもらいたい」というように、人によって様々な問題解決を実現します。

つまり、「自分がどんな問題解決を売っているか」を知るためには、商品を知るのではなく、まずはお客さんを深く理解する必要があるというわけです。

これが理解できれば、売る相手ごとに売り方を変える必要がある、ということもご理解頂けることと思います。それが本当の意味でのプロモーションであり、これを理解すると販売のハードルがぐっと下がります。

自分が誰に何を売っているのか、一度整理してみませんか?

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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