自宅の寝室より
データビジネスの姉歯です。
今日はちょっと概念的な話です。手っ取り早くお金を稼ぎたいと思っている人にとっては別に聞きたくない話かも知れません。
でも、ビジネスをするというのは一瞬のことではありませんよね。長期的に安定してお金を稼ぐ基盤を作るにはとても大事な話ですので、今すぐ活用しなくとも頭のどこかには置いておいてください。
今日お伝えしたいのはビジネスで「最も重要な資産」とは何か?という話です。
帳簿上の資産はわかりやすいですよね。預金額、在庫品、設備備品。こういったものは法律上も資産としてカウントされますが、個人的にはこれは資産の中で最も価値が低いものだと考えています。
というのも、これらの資産は使ってしまえばすぐになくなるからです。たくさんあればなくなる事はありませんが、中小企業が帳簿上の資産を大量に持つのは現実的ではありませんよね。
このため、世の中ではお客さんが資産だと言われています。実際、企業買収ではお客さんが何人いるか?というのが買収額に大きな影響を与えています。でも、私はこれも最も重要だとは思いません。
もちろん重要な資産である事に変わりはありませんが、いくらお客さんでも、長い期間連絡を取っていなかったら他人も同然ですし、あなたを評価していないお客さんはすぐ他社に流れてしまいます。
だから、私は「お客さんとの信頼の深さ」が一番重要な資産だと考えています。あなたが常にお客さんに価値を提供し続けていれば、お客さんとあなたの信頼関係は深まりますよね。
この関係は何か商品を買ってもらったくらいではなくなりませんし、他社に奪われることもありません。関係が深まれば深まるほど、お客さんはあなたの提供する価値にお金を払ってくれるようになります。
そんなお客さんがたくさん居たら、ビジネスは盤石ですよね。是非あなたもお客さんとの信頼を積み重ねる方向に舵を切ってください。すぐに利益にはなりませんが、長期的なビジネスの安定性にはとても高い効果があります。
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