凸版印刷では同じ色を二度と出せない

From:姉歯@DBm

外出先のラウンジより

前に印刷をお願いしたものを、同じ印刷所にもう一度印刷してもらったら同じ色で印刷が仕上がってくる。そこに疑いを持っていない方も多いと思います。

確かに、全てデジタルで色を出すオンデマンド印刷ならほとんどの場合色が変わることはないでしょう。少なくとも大きく変わる事は考えられません。

でも凸版印刷機を使った印刷の場合、完全に同じ色をもう一度再現することはできません。

色数が多い場合や、印刷部数が少ない場合はオンデマンド印刷の方が安くなりますので、この場合はあまり考える必要はないでしょう。

でも色数が少なくて大量に印刷する場合、特にラベル印刷の場合はオンデマンドが高くついてしまう事がありますので、凸版印刷機を使った印刷をすることになります(10倍くらい値段が変わります)。

凸版印刷はあらかじめインクで色を作ってから印刷するのですが、実はこの時色を再現するのはけっこう大変です。単純に同じ色のインクを作るならそんなに難しくはなありません。

でも、印刷機側でどのくらいインクを乗せるかでかなり色が変わってしまうのです。同じ青でも、厚く印刷すれば群青色になりますし、薄く印刷すれば水色になるんですね。しかもこれは印刷機側の制御だけでなく、気温や湿度も関係してきます。

もちろん、印刷機を使う人もプロですから、かなり近いところまで色は合わせます。でもどうしても色を合わせられないこともあります。

もし色にものすごくこだわりがあって、少しでもズレる事が許せない事情があるようだったら、凸版印刷ではなく、オンデマンドで印刷すると良いでしょう。その場合、どうしてもコストは上がってしまいますので、これは我慢してくださいね。たぶん、ほとんどの場合は凸版で十分だとは思いますけれど。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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