選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
先日テレビを眺めていたときのこと。
普段はほとんどテレビを見ない生活をしているのですが、髪を切りに行ったときにテレビが点いていて、なんとなく眺めていたのです。
すると通販番組が始まりました。
その一番最初のシーンが「青汁を飲まなくなった理由は?」という街頭インタビューだったんですね。
インタビューの結果は、粉っぽい。水をくむのが面倒。だから外出先で手軽に飲めない。という内容でした。
秀逸だなぁと思ったのが、これは青汁の対抗商品を売るための番組ではなく、青汁を売るための番組だったという事です。
お客さんの注意を引くための徹底したリサーチ
普通に青汁を売ろうと思ったら、大抵の販売責任者は青汁の効果や効能、味についての話をするでしょう。
でもこの番組はすでに青汁を飲んだ事があって、飲むのをやめた人にターゲットを絞って内容を作ってあるわけですね。
一度飲んでいる人だから効果効能についてはもう一度伝える必要性は低いですし、「青汁を飲まなくなった経験がある」という前提に立って番組を構成しています。
結果として、「以前青汁を飲んでいたけど今は飲んでいない人」にとっては「自分の事について話してる!」という印象になり、ついつい番組を見てしまう仕掛けです。
こんな番組作りはお客さんのことをよく調べていなければできません。でなければ、青汁を途中でやめてしまった人が世の中にたくさんいるという事がわかりませんし、その人たちが何に困っているかもわかりませんよね。
あなたも集客のメッセージを作るときは是非お客さんをリサーチしてから書いて下さい。とても強力なメッセージができあがります。
追伸
この番組で売っていたのは青汁ゼリーでした。チューブから直接飲めるので、水が要らず手も汚れないという商品です。あなたの商品も少し手を加えたら使いやすくなるかも知れません。こちらも是非考えてみて下さい。
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