考え無しに大きくしない

From:姉歯@DBm

石巻のカフェより

先週月曜日はレイアウトも情報を持っている事を考えてデザインを作ろう、とお伝えしました。今週は文字の大きさについて取り上げたいと思います。

一般的に見出しや価格は大きな文字で書かれることが多いと思います。でも単純に「見出しだから」とか「目立たせたいから」という理由で文字を大きくしてしまうのはもったいない事です。

なぜなら、大きな文字は印刷物の中で最も目を引く部分の一つだからです。受け取った人は他の文章を読まなくとも、大きな文字の部分だけは読んでくれる可能性が高いと言えるでしょう。

だから、大きな文字を見たときに「この印刷物をもっと読まなければ!」と思わせるような内容でなければ意味がありません。

そのためには、チラシを読む側がどんな情報をほしがっているかを考え、それに合わせた内容を書く必要があります。

例えば、今日の記事に貼ってある画像は、読んだだけでは何のことか全く分かりませんよね。作る側としては「パス入りの花」である事を伝えたかったのかも知れませんが、読み手である私たちは「パス入り」とは何のことか全く分かりません。

この場合、パス入りの花を使う事によって何が良くなるのかを大きな文字にして書くべきでしょう。

このような例を見ればおかしな事はすぐに分かりますが、自分の専門分野ではこの間違いを犯しがちです。というのも、専門分野には毎日接しているため、素人から見て全く分からない「当たり前」がたくさんある事に気づきにくいからです。

印刷物を作る時は見る側の立場に立ってかみ砕き、興味を引くような文章を大きな文字で表現するようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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