選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
学生の頃。
何を間違ったか私はケーキ屋さんでアルバイトをしていました。
販売だけでなくケーキの仕上げも手伝う係だったのですが、ある日工房で洗い物をしていたら「牛乳足らなくなりそうだから買ってきて!」と言われて近くのファミリーマートにお使いに行くことになりました。
とりあえずあるだけ買ってくるべし、との指令に従い、並んでいた牛乳を全て買って帰ってきました。紙パックに入っている白い飲み物を「牛乳」と認識し、自宅では特に味についても気にせず飲んでいた私は牛乳だけじゃなく成分調整乳も買い占めてしまったわけです。
結果、お店に戻ったら「買って来いとは言ったけど低脂肪乳って」と笑われてしまいました。
「当たり前」の違いが生むすれ違い
お使いを頼んだ方にしてみればそんなの当たり前で説明する必要のないことだった訳ですが、当時の私は何が問題だったのか全く分かりませんでした。
これ、お客さんに対してやってしまうとトラブルの元になります。
私たちは常日頃から自分たちの商品を扱っていますので、商品については専門家です。あなたのビジネスが提供しているサービスについても同様ですよね。
でも、お客さんはそうではありません。例えば、「AというBにこだわった商品を買うとCというサービスとDというフォローが付いてくるからとてもお得」だとしても、お客さんには「Aという商品」だけしか見えておらず、全くお得さが見えない、なんて事がよく起きます。
あなたにとっては当たり前の事でも是非お客さんに伝えるようにしてください。
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