選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
読者のみなさま、地震の影響はありませんでしたでしょうか。
この記事を書いている時点では災害の全体像はまだはっきりしていないのですが、大きな影響がないことを祈っています。
さて、地震は大変ですが、だからといってビジネスを取り巻く環境の変化は待ってはくれません。今回は前回の続きで、経済的に大きな波乱が予想される今年をどう乗り越えれば良いかについて書いてみたいと思います。
経済危機発生時の消費性向
経済危機が発生すると、消費者はなるべくお金を使わないように行動パターンを変えます。
しかし、これは単純にお金を使わなくなるわけではありません。
危機という形で経済のリスクが高まるため、自分自身のお金の使い方のリスクを抑え、リスクのバランスを取ろうとするのです。
例えば、冒険的な商品を買うのではなく無難な商品を買う、いつも行かない店に行くのではなくよく分かっている店に行く、より信頼できる人から商品を購入する、といった形に消費が変化するわけです。
経済危機に備えるというのは、この消費形態の変化に備えるという事です。
消費性向の変化から考える経済危機対策
この行動への備えは、普段から何度もお伝えしている「リピート対策」に他なりません。
無難な商品=過去に買った事のある商品ですし、よく分かっている店というのはまさにリピートですよね。さらに、初めて会う人よりは、何度か商品を買っている相手の方が信頼できます。
実際、リーマンショックの時も、お客さんを掴んでリピートを構築していた会社は大きな影響がありませんでした。
経済危機が発生してから対応するのでは、全てが後手に回ってしまいます。是非今のうちからリピート作り、具体的には既存顧客とのコミュニケーション、新規顧客の定着度向上策実行、離脱客の呼び戻しを行ってください。
そうすれば、ちょっとやそっとの危機では傾かない盤石な顧客基盤を作れます。
コメント