選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
セールスが苦手だという人は多いですよね。
多分これはほとんどの日本人が小さな時に「人の嫌がることをしないように」と言われて育つからでしょう。
玄関の入り口に「セールスお断り」と貼ってあるのを見たり、「営業電話が迷惑だ」という話を聞いたり、スパムメールを受け取ったりという経験をする中で、「販売されるのは嫌なことだ」と認識し、無意識にそれを人にしないようにしようとする訳です。
何を隠そう私自身もセールスは苦手で、会社員時代は売れない営業マンとしてかなり苦労しました。
でも今は商品の販売にそこまで苦手意識はありません。
その理由は「お客さんに選んでもらう」というスタンスを徹底しているからです。
売り込まずに買ってもらう方法
ちょっと想像してみて下さい。あなたが家電店でカメラの販売員をしているとしましょう。そこにやってきたお客さんを次々に捕まえて「このカメラがおすすめですよ」と売り込むのはちょっとハードルが高いですよね。
でも、お客さんから話しかけてきてくれて、会話の中で「野鳥を撮りたいんだ」と教えてもらえたらどうでしょうか。多分、いくつもあるカメラの中から遠くの鳥を撮れる機種を見つけて「これがおすすめです」と伝えるのはそんなに高いハードルではないと思います。
つまり、お客さんの求めている事を引き出して「それならおすすめはこれです、購入するかどうかはお客さんが決めて下さい」というスタンスなら販売のハードルはかなり下がるわけです。
そのためには質問をすることが大事です。カメラ販売の例でも、お客さんが何を撮りたいかは質問しないと出てきませんよね。
同じようにあなたの商品を販売するときも、お客さんが何で悩んでいるか、どういう風に解決したいのかを聞き出して、解決方法として商品を提案して選んでもらえば良いのです。
世の中ではセールスにはトークが必要だと思われています。でも実際に必要なのはお客さんが求めている事を引き出す力です。
この力があれば、セールスに怖さを感じる事なく商品を販売できるようになります。
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