自宅のデスクより
データビジネスの姉歯です。
以前、株式投資関係の仕事をしていたことがあります。投資ではリスクの管理がとても大事で、何が起きたら株を手放すのか、株を買う前に決めておく必要があります。
これを決めておかないと「ここまで下がったんだからきっと上がるはず」「損失を減らすためにもっと買おう」なんて考えてしまい、どんどん損失を大きくしてしまう事になります。結果、大負けして資金の大半を失う人が後を絶ちません。
実はこれ、ビジネスも全く同じです。起業したり、新しいビジネスを始めたりする時に、何も決めずにとりあえず始めると同じような事が起きるんですね。
ビジネスは株と違いますので「ここまで失敗したからきっと次は上手く行くはず」と考える人はあまりいませんが、一方でほとんどの人が「これだけ資金を投資したんだからもう後には引けない」と考えてしまいます。
結果、やめ時を見誤って大金を失ってしまうことになるんですね。だからビジネスを始めるときにも株と同じように「何が起きたらやめるか」を決めておく必要があります。
最初に会社に入れた資本金がなくなったらおしまい、とか、1年経って生活できなかったらやめるとか。貯金が残り5割になったらやめる、というのでも良いでしょう。いずれにしても、何が起きたら撤退するのかは決めておかなければいけません。
起業はリスクが大きいと思われていますが、それは間違いです。確かにリスクはありますが、そのリスクを身を滅ぼすほど大きくしてしまうか、小さいままにとどめるかはあなた次第なのです。
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