唯一の商品?危ないからやめましょう

唯一無二の商品は危険

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

うちの商品は他にはない価値を持っているんです。他に同じような商品を扱っている人はいません。競合がいないから上手くいくはずなんです。

そんな話をされたとき、まず真っ先に疑うのは「本当に競合はいないのか?」という点です。

というのも、競合がいないと思い込んでいる場合、往々にして単純なリサーチ不足で競合に気づいていないケースが多いからです。

また、同じような業種業態には競合がいなくても、別の方法で同じ結果を得られる「間接競合」が存在しているケースもあります。この場合はそもそも競合を見つけるのがかなり難しいという問題もあります。

本当に競合がいないなら最大限の警戒が必要

そしてもっと注意が必要なのが本当に競合がいない場合です。

いくら探しても競合が見つからない場合、そのビジネスを行うのは危険です。

というのも、これだけ沢山の人が世の中にいる中で、本当に誰も同じビジネスを思いついていない可能性はほとんどないからです。

本当に競合がいないなら、それは誰も思いついていないから競合がいないのではなく、すでに誰かが取り組んだにも関わらず上手くいかず、ビジネスとしては成功していないからである確率の方が遙かに高いのです。

アインシュタインのような天才であればゼロから本当に誰も気づいていないビジネスを生み出せるかもしれません。

でも少なくとも私は自分にそんな力はないと思っています。競合が見つからないなら警戒することをお勧めします。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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