大手が競合に参入して助かった話

大手のおかげで売れた乳酸菌

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

先日、ある方とお話をしていたときのこと。

その方は長いこと乳酸菌の商品を扱ってきたそうで、良いものなのに売れ行きが伸びないと悩んでいたそうです。

ところが、某社の1,000億個の乳酸菌というのをきっかけに売上が伸び始めたのだそうです。

最初は大手が乳酸菌市場に強力な商品を投入してきた、という事で警戒していたそうなのですが、実際は売上が伸びて拍子抜けしたとおっしゃっていました。

大手競合のおかげで売上が伸びるのは「あるある」

実はこれ、結構あるあるです。というのも、大手がお金をかけてお客さんの購買意欲を刺激してくれることで、そのマーケット自体の売上規模が大きくなるからです。

この場合、某社さんが「乳酸菌は利く!」というプロモーションを大々的にしてくれた結果、乳酸菌市場自体が伸びたわけですね。

大手の製品やサービスは必ずしも全てのお客さんの欲求を満たしてくれるわけではありません。

お客さんが「乳酸菌市場」に求めているものは千差万別で、大手の商品では価格の問題がある、大手の商品では効果が足りない、大手の商品に入っている添加物が気になる、といったように、不満を感じるお客さんは必ずいます。

ここを捉えてお客さんの欲求をカバーできれば、大手が刺激してくれたマーケットで自社ビジネスの売上を伸ばせる訳です。

大手競合を怖がるな

大手が参入してきた、あるいは大手がやっているビジネスに参入するというのは、実はスモールビジネスにとっては戦いやすい環境でもあります(大手の商品は絶対にかゆいところまでは手が届いていないので)。

大手競合がいたら是非チャンスと思って行動してみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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