そのコタツは誰用なの?

田舎の風景

自宅の自室より

データビジネスの姉歯です。

ある町で昼ご飯を食べることになりました。

その町はすごく小さくて、有り体に言えば田舎です。お店も少なくて、そもそも選択肢がほとんどありません。

でもなんとか食べログでそれらしい店を見つけられたので行ってみました。ネットで見た外観の写真で分かってはいたものの、昭和な感じ、、というか包み隠さず言えばボロです。

もう平成も終ったというのに店の中も完全に昭和のまま。エアコンはなく店の真ん中に大きなストーブが1台。色あせたポスターが貼ってあって、メニューも全部手書きです。

座敷の席はなんとこたつで、みかんまでおいてあります。あの席はお客さん用なのか、店主の休憩用なのか、、お客さん用だった場合みかんは食べていいのか?と悩んでいると、コタツの奥に置いてあるテレビに目が留まりました。

ニュース番組なんですが、よくある昼のワイドショーではなく、バリバリ国際派のBBCニュースです。みかんのむこうで外国人のニュースキャスターが世界のニュースを読み上げているではありませんか!

何というミスマッチ。コタツみかん完備の昭和な食堂でBBC。ちょっとしたショックを受けつつも半笑いでの昼ご飯となりました。あ、ちなみにご飯の味は掛け値なく美味しかったです。ダテに昭和から生き残ってませんでした。

放っておいてもグローバル化する世界

きっと、いろんな場所でこんな感じに世界は変わっていくのでしょう。ネットとか、グローバル化とか、うちは取り入れる気はないから関係ないよ、と思う方もいらっしゃるかも知れません。

でも、このお店の人は別にBBCが見たかったわけではないと思います。何となくニュースをつけたらそれらしいのをやっていたので、そのままにしていたのでしょう。「グローバル」なんて一切意識していないのに、お店にはグローバル化が入り込んでいたのです。

そもそも、このお店を見つけた経緯も食べログ、つまりネットでした。もはや世の中からグローバル化とか、ネット対応とかが勝手にあなたのビジネスに入り込んできているのです。

こんな状況ではちゃんと対応しなければ置いて行かれてしまいますよね。あなたのビジネスはいかがですか?

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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