「成果が出る方法」の罠

自宅のリビングより

データビジネスの姉歯です。

あなたの家が雨漏りしてしまったと想像してください。外は大雨が降っていて、天井から漏れてくる水を何とかしなければいけません。ぱっと思いつく対策は対策は3つくらいでしょう。

一つは漏ってくる水滴の下にバケツを置く。二つ目は屋根にブルーシートをかける。三つ目は大工さんに頼んで直すというものです。

大雨が降っていて、今すぐ対策しなければならないとしたら、すぐ大工さんに頼もうとは考えませんよね。今すぐ屋根に登ってブルーシートをかけよう、という人も少数派のはずです。

何せ、大工さんに頼んでもすぐに工事はしてもらえず、雨漏りが直るまでは時間がかかります。ブルーシートならすぐかけられるかも知れませんが、大雨の中屋根に登るのはリスクが大きすぎます。

となれば、すぐにできる対策は漏れてくる雨粒の下にバケツを置くことです。そうやって被害を最小に食い止めて雨が上がるのを待ち、ブルーシートをかけたり、大工さんと工事日程の打ち合わせをしたりすれば良いわけです。

売上の対策もこれと同じです。どの方法でも成果は出るにしても、すぐに成果がほしいなら長期的な戦略は使えませんし、まずは短期的に安全に成果が出る方法を選ぶ必要があります。

今の世の中はネットで売上対策を探せば、やり方は山ほどみつかります。でも今どれをするべきかはよく考えなければなりません。これから使おうとしている戦略がどんな性質のものか、是非検討してから利用してくださいね。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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