大金をかけた広告が失敗する理由

自宅のリビングより

データビジネスの姉歯です。

広告には大きなお金がかかりますよね。テレビCMなんか億単位のお金がかかりますし、新聞折込をする時でも、何十万円という単位でお金をかける人は多いと思います。

でも、これが広告が上手く行かない原因です。

広告の料金は、たいていの場合見せる相手が増えれば増えるほど大きくなります。読者数の少ない地域の雑誌よりは全国で発行している雑誌の方が高く、雑誌より毎日多くの家庭に届く新聞の方がさらに高く、新聞よりほとんど全世帯にあるテレビ広告の方がもっと高くなります。

大金をかけて多くの相手に見てもらう以上、広告を作る側もなるべく多くの人に対して意味のある広告を作りたくなりますよね。結果広告のメッセージは「みなさん」向けのものになり、誰をターゲットにしているか分からない成果の出ない広告ができあがるわけです。

でも特定の人にだけ見せる広告なら、そんなにぼやけたメッセージにする必要はありません。ターゲットとなる具体的なお客さんを指定して、そのターゲットの悩みを解決できる事を伝えれば、大金をかけて多くの人に広告を見て貰うより成功しやすくなります。

というのも、お客さんが行動するのはメッセージを自分事として捉えたときだけだからです。30代前半で、家を買ったばかりの子持ちのお父さんに向けた商品だったら、全国放送で「みなさん」と呼びかけるより、小学校前で子どもを送ってきたお父さんに話しかけた方が遙かに成約率が高くなりますよね。

たいていの場合、全国放送に広告を出すより、地域のPTAに向けて広報する方がずっと簡単ですし、お金もかかりませんよね。同様に探せばあなたのターゲットが見ている広告媒体が見つかるはずです。

あなたの広告、きちっとターゲットを絞って、必要な人にだけ届けるようにしてみてください。きっと費用対効果が改善し、成功しやすくなるはずですよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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