なぜビジネスにとって「1」は最悪なのか

ビジネスにとっての1の意味

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

「ビジネスにとって1は最悪の数字である」という言葉があります。

これだけ見ると何のことかわかりづらいのですが、例えば「売上の大半を1社に頼っている」「スーパー営業マン1人で大きな売上を作っている」「お客さんと連絡を取る手段が1つしかない」といった状況を想像してみれば、「1」がビジネスにとってどれだけ危険かはよくわかります。

実際、大手企業が倒産したときに起きる連鎖倒産は、関連企業が売上のほぼ全てをその倒産した1社に頼っているから発生します。

2010年代にはネットでSEO集客をしていた企業が突然Googleのアルゴリスム変更で検索上位から転落し、アクセスが集まらなくなって倒産するという現象が頻発しました。これは「Googleスラップ」と呼ばれ、今でも恐れられています。

また、数年前にはLINEが特定の業種のアカウントを一斉に削除したことがありました。その影響で消えたビジネスは数知れません。

運悪く最悪の事態に巻き込まれるのを避けるために

この問題が最悪なのは、あなたの努力や意思とは全く関係なくある日突然ビジネスがクラッシュしてしまう危険があることです。あなたがどんなに頑張っても、取引先の倒産や、Googleの決定、LINEのアカウント削除に対抗する術はありませんよね。

うちの取引先は超大手だし、検索順位は安定しているし、LINEアカウントも消されていない。だから安心だ。と考えるのは早計です。

今の時代、超大手だって倒産します。あのSANYOも無くなってしまいましたし、車業界では1兆の売上があったカルソニックカンセイがつい最近倒産しました。Googleの検索順位は日々変動していますし、LINEだっていつまた一斉アカウント削除に踏み切るかわかりません。

自社をそんな危険から守るには、1を2や3に変える活動をしなければいけません。大きな取引先を増やす努力は常に必要ですし、集客をネット検索に頼っているなら、広告やチラシでの集客を増やせないか考えるべきです。

顧客とのコミュニケーションにLINEしか使っていないなら、メールアドレスと住所を教えてもらって、メールやお手紙でも連絡を取れるようにしておかないと危険です。

何かコトが起きてからでは打てる手はありません。何も起きていない今のうちに、「1」をなくす活動をしておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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