東松島の焙煎所より
データビジネスの姉歯です。
魚を捕るなら海より釣り堀で捕りたい。できるなら釣り糸ではなく、大きな網を使って一気にすくいたい。何なら水がないともっと良い。
そんなことを言ったマーケティングの専門家がいます。もちろん、彼は釣りの話をしているのではありません。これは集客についての考え方です。
海は広く、たくさんの魚がいます。でも、あまりにも広く、魚の種類もたくさんいすぎるため、たくさん釣ろうと思ったら海での釣りはさほど効率的ではありません。
でも釣り堀なら範囲が決まっていますし、海に比べたら魚の密度は上がります。しかも魚は一種類なので、その魚に特化した仕掛けを使えばより効率的に魚を釣れます。
もし可能なら、魚が固まっているところを網で一気にすくえればもっと簡単ですし、環境を操作して水を抜いて良いならその釣り堀にいる魚はもうすべてあなたのものです。
あなただけの釣り堀を作れ!
実際の集客もこれと同じように考える必要があります。あなたの商品は多くの人にとって役に立つかもしれません。でも、広い範囲に売り込みをかけていたら手間とコストばかりかかって効率的な集客はできないのです。
釣り堀のように、特定の場所や特定の悩みを抱えたお客さんだけに絞って売り込みをすれば、より効率的にお客さんを集められます。
さらに、ネットやチラシのような広告手段を使えば、網を使ってすくうように、一人一人に売り込みをするよりもっと多くのお客さんを獲得できます。
そして、実際売る前にお客さんに情報を提供し、競合他社の商品よりもあなたの商品を欲しいと思ってもらえるような環境を作れば、もはやそのマーケットのお客さんはすべてあなたのものと言っても過言ではないでしょう。
あなたも集客について釣りモデルを使って考えてみてはいかがでしょうか。
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