ポスティングのコツ

From:姉歯@DBm

仙台の作業場より

ポスティングというチラシ配布方法があります。説明する必要はないと思いますが、念のため書いておくと各家庭のポストに直接チラシを入れていくあれですね。

そもそもチラシの集客効率は高くありません。新規集客だと反応率(チラシを見て注文をくれる確率)は0.1%程度が普通でしょう。だから、時間と効果を考えたら業者に頼んでしまうのが一番です。

河北新報のポスティングセンターなら、最安で1枚あたり3.8円で配布してくれます。チラシの反応率0.1%だとすると、1,000枚ポスティングしてもらって1人お客さんが来ることになりますよね。

ということはお客さん一人の獲得コストは3,800円です(印刷代は別)。商品の価格にもよりますがこのくらいなら十分ペイできるビジネスの方が多いでしょう。というかこのくらい回収できるモデルじゃないと厳しいと思います。

でももしこのコストも出せないなら自分でポスティングするしかありません。この場合は印刷コストだけでチラシをまけます。しかも、反応率を上げる裏技があります。

それは、「一軒一軒家を見て、属性を考えながらポスティングする」というやり方です。同じ商品でも、高齢者夫婦二人暮らしの世帯と、小さい子どものいる4人家族の世帯では価値の伝え方を変えた方が売れやすいですよね。

数種類のチラシを用意しておいて、家を見て属性を判断しながらポスティングすれば、各家庭の状況に合わせたチラシを配布できます。だから反応率は上がりやすいというわけです。

属性の区切り方は他にもたくさんあります。戸建てか集合住宅かでも変わりますし、集合住宅でも、賃貸と区分所有マンションでは異なりますよね。あとは庭の広さとか、停めてある車のグレードとか、読み取れる事はたくさんあります。

外壁工事とか庭のお手入れをしている会社なら、現状を見てからオファーを出せるわけですから、配布地域を見回ってから各家庭に合わせてチラシを作ってしまうのも手かも知れません。

ポスティングは古典的なチラシ配布方法ですが、もし自分でやるなら色々な工夫の仕方はたくさんあるというわけです。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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