広告の意味を考える

自宅のリビングより

データビジネスの姉歯です。

広告費はコストですよね。広告費を減らせれば利益が増えて、経営がもっと楽になる。少なくとも数字を見ていれば簡単にその考えにたどりつけます。でも残念。この考え方ははっきりと間違いです。

もちろん、広告の効果が低く、使った費用よりもそれによって得られる利益が小さいようでは意味がありません。でも、時々明らかに続けるべき広告をやめようとする人がいます。

ある経営者に話を聞いていたところ、広告費がかかり過ぎているから広告をやめようと思っている、という話をされました。そこでどのくらい広告費がかかっているか聞くと、年間で500万円と教えてくれました。

それは確かにかかっているなぁと思いながら、その広告によってどのくらい売上が上がっているのか聞くと、2,000万円という答えが返ってきました。その会社の利益率は知っていましたので、広告費を回収できるだけの利益が上がっている事もすぐに分かりました。

この方は500万円というコスト削減にばかりとらわれ、それ以上の利益を出してくれる広告をやめようとしていたわけです。これはとてももったいないですよね。

数字だけを見ていると500万円コストが減らせてすごいと思うかも知れませんが、実際には売上も2,000万円下がってしまうわけです。しかも、失われるのはそれだけではありません。2,000万円分の新規顧客が失われてしまうのです。

新規顧客からはリピートしてくれるお客さんが現れ、より大きなお金を使ってくれるように育ち、そして他のお客さんを紹介してくれるようになってくれるはずです。つまり、先々の売上も失ってしまう訳です。

広告費はコストではありません。明確に投資です。しかも、ちゃんと効果の測定と改善を繰り返せば、他のどんな投資よりもリターンの大きな投資になってくれます。広告の意味、是非もう一度考え直してみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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