選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
コロナウィルス以降、ネット通販に参入する会社がたくさんあります。国や県からも「非対面型事業への補助金」なんてものが出ていましたので、それを活用して通販に参入した会社が多いんですね。
一方で、参入後通販ビジネスが続いている会社は多くはないのが実情です。
ある統計によれば、通販は最初の1年で30%の会社が撤退し、その後は毎年50%ずつ減っていくそうです。つまり、コロナウィルス対応のために2020年にスタートしたネット通販サイトのうち、3年後の今残っているのは17.5%しかない、ということです。
こうなってしまう最も大きな原因は、ネット通販で商品を買ってくれたお客さんを人間扱いしない販売業者さんが多いことです。
通販を成功させるにはリピートにつながる関係作りが必要
ビジネスは常連さんによって成り立っています。特に人口減少が著しい現代日本においては、何度も買ってくれるお客さんを大事にしなければ安定したビジネスは作れません。
もしあなたが店舗を経営していて、何度か商品を買ってくれるお客さんがいたらどのように対応しますか?
きっと話しかけて人間関係を深め、常連になってくれるようにあの手この手を尽くすはずです。
ところがネット通販になると、何度も買ってくれるお客さんがいてもいつも通り商品とパンフレットを送るだけ、という対応をするところがほとんどなのです。
モニターの向こうにいるのは人間です。
だから店舗でお客さんに話しかけるように、通販のお客さんにもメールやお手紙を送ったり、時にはサプライズのプレゼントを贈ったりして人間らしい関係を作ることによって、初めて通販は安定します。
もし通販をやっていてこのような関係作りをしていないようなら、是非取り組んでみてください。それだけで売り上げが1.5倍に伸びることも珍しくありません。
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