その問題、お客さんは気づいていますか?

卸町のイオンより

データビジネスの姉歯です。

集客のお仕事をしていると「これは絶対にニーズがあるはず」「この商品の価値をほしがる人は絶対にいる」というセリフをよく聞きます。実際、私も過去にその考えで販売をやっていた時期がありました。

製品には絶対の自信がありましたし、科学的根拠も、お客さんの感情的な背景も明確でした。

ところが、これが全く売れない。時間をかけて説明すればその効果を分かってくれて、いいね、というところまでは行くのです。でもそもそも説明を聞くための時間を取ってくれる人がほとんどいませんでした。

説明に長い時間がかかってしまう理由は明確で、その商品が解決できる問題を認識してもらう事に時間がかかるからでした。

つまり、お客さん(というよりマーケット全体)が問題が存在することに気づいていなかったのです。実はこのタイプの商品は買ってもらうまでに膨大な時間とコストがかかります。

一方で、既に問題の存在に気づいていて、解決方法を探しているお客さんがたくさんいるマーケットがあります。この市場向けの商品は比較的簡単にお客さんに買ってもらえるという利点があります。

実際、私が上手く販売できなかった商品を、問題が顕在化している別の客層向けに販売したところ、初月から数百個単位で売れてしまいました。

あなたの商品、既にお客さんが「ほしい状態」になっていますか?ニーズの掘り起こしから始めるのは決して悪い方法ではありませんが、相応の時間とコストを覚悟する必要がありますよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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