えこひいきって悪い?

仙台の貸し会議室より

データビジネスの姉歯です。

先日の食べログの記事。お金を払ったお店のスコアを上げるのは企業体として当然だろう、と書いたところ「そんなわけないだろう!」というご意見を頂きました。

確かに食べログのような一見「公正な評価」を見られるサイトで、お金で評価を変えるというのはちょっと気持ちとして飲み込めないのは分かります。その意味ではお金を払ってくれたユーザーに提供するサービスを「評価の向上」とした食べログのビジネスモデルには問題があったかも知れません。

でも、「よりたくさんのお金を払ってくれるお客さんに対して、より大きな価値提供をする」という姿勢自体は決して悪い事ではありません。というよりも資本主義の社会では当然のことであり、企業体としては正しい姿勢です。

だって、レストランに行って1,000円払っても5,000円払っても出てくる料理が同じだったらおかしいですよね。何回も来てくれるお客さんには割引をしたり、追加のサービスをしたり、という形で特別扱いをするのはよく行われていますよね。よく行われているというのは、効果があるということでもあります。

というのも、特にたくさんのお金を使ってくれるお客さんは会社にとって特別に価値の高いお客さんだからです。

あなたが社長なら、是非会社の売り上げ構成比を見てみてください。恐らく、売り上げの多くを一部のお客さんから得ている事が分かるはずです。これは「パレートの法則」と呼ばれるもので「大きな成果はごく一部の小さな原因によって発生している」事が多いからです。80:20の法則と言った方が耳なじみがいい方もいらっしゃるかも知れません。

会社の売り上げの多くを占める一部のお客さんはいくら大事にしても大事にしすぎる事はありません。そのお客さんはあなたを心から信頼し、商品やサービスの価値を高く評価し、もっと使いたいと考えてくれる人です。ファンと言っても良いでしょう。

そんな風にあなたを特別扱いしてくれる人には、特別扱いで応えるのが人としてのあるべき姿だと私は思うのですが、いかがでしょうか。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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