アンケートをするときもターゲットを決めよう

アンケート設計のコツ

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

石巻商業高校で授業をしてきました。

この学校は実践的な授業が特徴で、宮城県内で最初に大学と連携した高大接続研究事業を始めた高校です。

その一環で地域の企業とジョイントベンチャーを組んでオリジナル商品を開発するという授業があり、ジョイント方法や商品開発の授業で月一回訪問させてもらっています。

今回のテーマはアンケートだったのですが、生徒さんたちから「作るときに何を聞いたら良いかわからずとても苦労した」という話が出ました。

確かに高校で一般の人向けにアンケートを組み立てるなんて普通はしませんので、その意味での苦労もあったと思います。

でも、アンケートの設問に悩んだ一番の理由は「誰をターゲットにしてアンケートを採るか決めていなかった」ということにあります。

良いアンケートは良いターゲット設定から

これはもちろん私たち経営者にも通じる話です。

アンケートを採るとき、なんとなく「群衆」を考えて設問を作ろうとするととても苦労することになります。

と言うのも、普通の人は多くの人に対して質問をするという訓練を積んでいないからです。

もっと言うと、一対多の環境で質問し慣れている人でも、大抵は群衆に対して質問するのではなく、群衆の中の誰か一人に対して質問をしているはずです。

具体的に相手がどんな人か、どんなことを考えているのか、相手から何を聞き出せるのか、というのが明確に意識できないと質問は作れないんですね。

もしアンケートをする機会があったら、是非誰に質問するのか思いうかべて設問を考えてみてください。

具体的な質問が思い浮かび、有益なアンケートを作れます。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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