創業直後のSNS集客が危険な本当の理由

SNSの本当の危険性

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

私は集客のコンサルタントですが、SNSの話をほとんどしません。私自身もコーヒー販売とコンサルティングという全く毛色の違うビジネスを2つ経営していますが、どちらもSNSは使っていません。

クライアントから相談されたときにも積極的にSNSを使いましょうという話をした記憶はありません(すでに運用されていて成果が出ているケースは除きます)。

その理由は、SNSで集客して成果を出すのはかなり難しい、、と言うよりもギャンブルに近いという話はよくさせて頂くのですが、実はもう一つ理由があります。

特に創業直後の方にSNSをお勧めしない最大の理由は、SNSは仮に上手くいくにしても成果が出るまで時間がかかるからです。

SNSは成果が出るまで時間がかかりすぎる

通常、SNS上でフォロワーに対して直接商品を提示し、買ってもらうというやり方は上手くいきません。

これはフォロワーと商品を買う人は感情的に違う状態にあるからです。

フォローしてくれる人はあなたに対して共感を感じています。一方で商品を買う人はあなたの商品を欲しいと思っています。この微妙な違いで商品が売れていかないわけですね。

なので、商品を買ってもらうには共感を抜け出し、欲しいと思ってもらう必要があるわけです。

SNSの投稿ではフォロワーに表示されたりされなかったりしますし、そもそもお客さんがあなたのアカウントを見に来てくれるとは限りません。

だから、欲しいという気持ちになってもらうためにはSNSからメールやLINEに登録してもらい、こちらからお客さんに情報をプッシュして届ける必要があります。

そうやって「欲しい」と思ってもらうために必要な情報を伝え、時間をかけてようやく商品の販売までこぎ着けるわけですね。

こんなに時間をかけてしまったら、創業直後の方は資金が足りなくなってしまいます。

SNSそのものよりも後工程の準備に時間がかかる

フォロワーを増やす→メールやLINEに登録してもらうためのLPやプレゼントを作る→メールやLINEでステップメッセージを送って教育する→最初に買ってもらう商品を作る→商品購入のためのLPを作る。

私の肌感覚では一つ矢印を越えるまで半年はかかります(つまり全部準備して2年半)。そして売上が立つのは最後だけです。創業直後、2年半先まで売上ゼロで生活できますか?

ほとんどの人は無理だと思います。

SNSはフォロワーが増えれば売上が増えそうに見えますし、お金もかかりませんのでいかにも簡単に売上を作れそうに思えます。

でもそれは罠です。この罠にかかって退場した起業家は山ほどいますので、あなたも気をつけてくださいね。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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