「誰にでも効果的」だから売れない

「みなさん」向けでは伝わらない

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

交流会に出ていると、自分の製品やサービスを必死に「誰にでもお勧めです!」とアピールしている人がいます。

売るのに必死なのは分かりますが、、残念ながら売れない理由はその発言にあります。

まぁ必死さが伝わってきて引いてしまう、というのもあるのですが、それ以上に問題なのは「誰にでも」という部分です。

「誰にでも」と言われた瞬間、聞き手は無意識に「自分向けじゃない」と判断します。

これは「誰にでも」という呼びかけは「みなさん」という呼びかけと同じ意味だからです。

買って欲しければ誰かに限定して声をかけよう

小学校や中学校の頃を思い出してください。クラス全体がざわついているとき「みなさん静かにしてください」と言われても、なかなか静かにならなかったと思います。

でも、名指しで「○○さん、静かにしてください」と言われれば、たいていの人はすぐ静かにしますよね。

人間は自分事じゃないと話を聞かないようにできているのです。

だから商品を紹介するとき「誰にでも」と言って紹介してはいけません。必ず「○○な人向けの」と紹介する必要があります。

こうすれば、「○○さん」ほどとは行きませんが、「○○な人」が自分の特徴を示していれば、その人は気をつけて話を聞いてくれるようになります。

誰でもいい、と思って声をかけたら商品は売れません。必ず、声をかける群衆の中の誰かに向けて声をかけてください。そうすれば商品は売れるようになります。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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