「文字が多いと読まれない」の間違い

文字がいっぱい

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

集客に向けて、パンフレットやチラシの制作のご依頼を頂く事があります。

その時に、多くの人から「文字を読まなくても商品の良さが伝わる内容にしてほしい」「文字数をなるべく少なくしてほしい」というご指定があります。

私はこの指定を受けません。

その理由は、文字がない画像だけでは商品の良さは伝わらず、文字数が少ないから読んでもらえないというのは間違った思い込みだからです。

画像だけで商品の良さが伝わるというのは間違いだ、というのは前回の記事でお伝えしましたが、文字数が多いと読んでくれる人が少ないというのも間違いなのです。

正しいのは「商品に興味を持った人でなければ文章は読んでくれない」という事です。

お客さんは購入判断するための情報をほしがっている

文章が少なかったとしても、そもそも商品に興味を持っていない人は全く読みません。一方、商品に興味を持っている人なら、少しでも多くその商品についての情報を手に入れたいと考えます。

何せ情報が少なければその商品を買って良いかどうか判断できません。だから、お客さんがその商品を買うかどうか判断するために十分な情報を文章で提供する必要があるのです。

実際、ある商品を販売するためのダイレクトメールで、どのくらいの文章量だと商品が一番売れやすいのかをテストした人がいます。

その人は1ページから始めて、4ページ、8ページ、20ページ、というように商品説明を増やしていきました。結果、全く同じ商品を同じ値段で販売したとき、最も多くの人が買ってくれた文章量は64ページだったという結果が出ています。

この実験結果は極端かも知れませんが、事実なのは間違いありません。

「文章量を少なくして販売せよ」という指示は、営業マンに対して「この商品を売ってきて下さい。ただしセールストークは1,000文字以内でお願いします」と指示するようなものなのです。

お客さんに商品を買って欲しければ、文章を減らすのではなく、お客さんの興味を引き、商品を買うかどうか判断する為に必要十分な情報を伝えるようにしてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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