お客さんの数ばかり多くても意味がない

顧客リスト

石巻のカフェより

データビジネスの姉歯です。

ある方から相談を受けた時のこと。

その方はとても多くの顧客リストを持っていて、なんとかそれをビジネスに生かしたいということで相談に来られました。

顧客リストがあるなら話が早いと思い、過去に5回以上買い物をしていて、最後の買い物が直近3ヶ月以内の人をリストアップしてくださいとお願いしたんですね。

ところが出てきたリストを見てみると思っていたよりもずっと数が少なくて驚きました。全体では数千人もリストがあったのに、絞ってもらったら数十件しかなかったのです。

もっと条件を緩和して、過去3回の買い物、最後の買い物が直近6ヶ月で探してもらっても、100人までいきませんでした。

聞いてみると、どうも商品を販売したあと、ほとんどフォローをしていなかったようです。

お客さんがいるだけでは売上につながらない

イヤな予感を感じながら、抽出してもらったリストにダイレクトメール(郵送)のプロモーションをしてもらったところ、案の定売上は芳しくありませんでした(コストは回収できましたが)。

一般的にはお客さんの人数は多ければ多いほどビジネスはうまくいっていると考えられています。

でも、実際のところ大事なのはお客さんの人数よりもお客さんとの関係性なんですね。

もし連絡の取れるお客さんの人数と売上が比例するなら、数億のリストを持っているスパムメール業者は億万長者だということになります。でも、もちろんそんなことはありません。

いくらお客さんのリストをたくさん持っていても、そのお客さんと信頼関係を結べていなければ無意味です。

是非あなたも定期的にお客さんにコンタクトをとって信頼関係を深めてください。目には見えませんが、この信頼こそがビジネスにとって最も重要な資産です。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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