安い物しか売れない理由

読めない文字

自宅の自室より

データビジネスの姉歯です。

学生の頃、某所に無国籍料理のお店がありました。文字通りの無国籍っぷりで、和風っぽい物から見たことのないような料理まで、本当に色々な料理を出しているお店でした。

しかも店主のこだわりなのか、メニュー名が現地の言葉らしく、カタカナ表記で名前からは何の料理か全く判別がつきません。

無謀な挑戦が大好きな友人達とロシアンルーレット気分で時々カオスっぷりと堪能しに行っていたのですが、何回か通っているうちに、そのお店で食べられているものは大体決まっている事に気づきました。

僕らはバカをやってナンボの集団だったので、前回頼んだ物は頼まないという暗黙のルールで色んな料理を食べていたのですが、周りのテーブルが大体同じものを頼んでいたんですね。

あるとき、それがメニュー表の中で写真付きで紹介されているメニューと、値段が安いメニューだという事に気づきました。

注文時の判断に使った情報

メニュー名があまりにも分からなすぎて、しかもどんな味の物が来るか分からなかったため、無難に写真のある料理から選ばれていた訳ですね。それ以外は、変なのが来ても諦められる安い料理だったのです。

お客さんは写真があればそれを判断材料に、なければ値段しか判断材料がないため値段を基準に注文を決めていたという事でしょう。

あなたのビジネスでも同じような事が起きていませんか?商品名+値段+ちょっとした写真だけのメニュー表。

あなたが見ればメニュー名は分かっても、お客さんから見たらメニュー名だけでは判断がつかないかも知れません。例えば「筑前煮」と言われて、正確に入っているものを当てられますか?

こんな状態ではお客さんが使える判断基準は値段しかありません。結果、安い物しか売れない訳です。

比較的わかりやすい食べ物ですらこんな感じです。もっと分かりづらい商品や一般的じゃないものを販売していたら、お客さんはもっと困るはずです。

是非もっと判断基準になる情報を提示してあげてください。それだけで客単価は上昇します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

アフターコロナの地域経済を生き残る経営戦略講座

「スモールビジネスがお金を掛けずに集客する6つの方法」をプレゼント

消費者の行動が従来と大きく変化したコロナウィルス開けの経済状況下で、地域の中小企業が売上を安定させ、利益を拡大する方法について8本、合計180分の動画で学べる講座です。お名前とメールアドレスだけで無償でお申し込み頂け、いつでも登録解除できます。今ならamazonで販売中の電子書籍「スモールビジネスがお金をかけずに集客する6つの方法」のpdf版をプレゼント中です!

この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

コメント

コメントする

目次