石巻の客先より休憩時間に
データビジネスの姉歯です。
昨日セミナーをしました。セミナーを開催したときには一人反省会をします。
昨日のセミナーで気になったのは、最近増えてきたお問い合わせフォームからの営業の例を出したとき、お世辞にもきれいとは言えない言葉を使ってしまったことでした。
次回はもっと配慮ある表現をしようと思いつつ、どうしてそういう表現になったのかを考えてみました。
すると、ビジネスの最も根本的な部分の考え方が僕とは180度異なるからだ、ということに気づきました。
僕はビジネスで最も重要なのはお客さんと信頼関係を築くことだと考えています。お客さんと経営者が人としての信頼関係を築ければ、大手が進出してきても、AIが猛威を振るっても、安定してビジネスを経営できます。
そのためには誠実にお客さんとコミュニケーションを重ねていく必要があります。
フォーム営業が許せない本当の理由
でも、最近送られてくるメールは「ホームページを拝見してメールを差し上げました。素晴らしいビジネスを展開されていますね。御社のビジネスに役立つと思い、ご連絡差し上げました」というような定型文がほとんどです。
こんなメールを送ってくる人たちは、ファーストコンタクトの第一文で誠実さのかけらもない定型文を使っておいて、その後お客さんと長く続く信頼関係を作れると思っているのでしょうか。
あんなにたくさん同じような文章のメールが来るということは、どこかの誰かがそんな指導をしたり、場合によっては代行でフォーム営業をしたりしているのでしょう。
フォーム営業をしている会社は目の前の売上を出せればいいやという考えの業者に捕まり、場合によってはそこにお金を払って、自社の信頼を落とすようなキャンペーンを展開しているわけです。
僕は経営者が人生をかけて築いてきたビジネスに対し、こんなひどいアドバイスをする業者が許せません。
だからついつい強い言葉で批判してしまった訳です。
そんな業者をのさばらせているのはある意味僕の力が足りないせいでもあります。もっとお客さんと信頼関係を築くことの重要性について情報発信しなければ、という思いを新たにした反省会でした。
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