利益率と効率の罠

泉中央のセミナー会場から

データビジネスの姉歯です。

利益率の大きな商品というのがあります。

一般的には物販よりもサービスの方が利益が高くなりますよね。何せ物販であれば仕入れが必要ですが、サービスならあなたが行動するだけで仕入れをする必要はありません。サービス業の場合は粗利100%、なんてこともあり得ます。

一般的には利益率は高い方が会社にとって有利になります。このことを考えるとサービスを提供する仕事の方が良いように思えますよね。

でもここに罠があります。物販なら、あなたが注文を受けて発送する時間さえ確保できればいくらでも商売を大きくすることができます。しかも受注と発送だけなら簡単ですから、アルバイトに作業を振れば、さらに会社は大きくなりますよね。

サービス業を拡げるのは大変

一方サービス業の場合は、あなたが時間を使ってお客さんにサービス提供する必要がありますので、一度に多くのお客さんを抱える事はできません。しかも、あなたが提供しているサービスは受注や発送と違ってある程度スキルが要るもののはずですから、簡単に人を増やすこともできないでしょう。

このため、利益率が大きいからという理由であなたの専門知識や技術を使ったサービスの仕事を始めると、なかなか会社を大きくできないというジレンマに陥ります。

私はサービス業がダメだと言いたいわけではありません。高い利益率を生かし、十分に利益を出せていれば生活できますし、会社を大きくすることが絶対的に正しいとも思いません。だから、サービス業という選択も十分にあります。

ただし、後々会社を大きくする事を考えているのに、利益率の大きさに目がくらんでサービス業に参入すると、こんなはずじゃなかったと後悔してしまう可能性があります(もちろんサービス業でも大きくする方法はありますが)。

利益の取り方や先の見通しなど、よく考えて事業を設計してくださいね。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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