お客さんがほしい商品

東松島の印刷工房より

データビジネスの姉歯です。

あなたが売りたい商品より、お客さんがほしい商品を売った方が、より簡単に売上を立てられますよね。

だって、あなたが売りたい商品をお客さんがほしいかどうかは分かりませんが、お客さんがほしい商品は確実にお客さんがほしがっているわけです。どちらを売りやすいかなんて考えるまでもありません。

でも、だからと言ってあなたが売りたい商品を売るのを諦める必要はありません。

例えば、コロナウィルス蔓延に伴って、お客さんがマスクや消毒を欲しがっているのは分かると思います。でも、そこにコーヒーを売ろうと思ったらどうすれば良いでしょうか。

お客さんがマスクや消毒を欲しがっているのは結果でしかありません。本当に欲しがっているのは「感染予防」であり「安心」です。

だからお客さんがほしがっているものに合わせて「リスクを冒して人混みで一杯のカフェに行かなくても、自宅でお店と同じ味を楽しめるコーヒーは欲しくありませんか?」と伝えてあげれば良いのです。

野菜の切り方で断面の形が変わるように、伝え方を変えるだけで、コーヒーがただの嗜好品から、命を守るためのツールに変わるんですね。

そんなに簡単にいくものか、と思った方もいらっしゃるかも知れません。でも、これは私が実際にコーヒー販売のビジネスで実践した戦略です。

結果、3月のコーヒーの売上は、それまで最も大きな売上があがった月を2倍近く上回る198.5%を記録しました。「命を危険にさらしたくない」という感情はそれほどまでに強いものなのです。

コロナウィルス騒動に合わせて、新たに商品を作る必要はありません。あなたの商品をお客さんの恐怖を取り去るために役立てる方法はありませんか?

それが見つかればあとはお客さんに伝えるだけで、あなたの商品をより多くの方に買ってもらいながら、同時にお客さんの役にも立てます。是非考えてみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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