ダイレクトメールの問題点

ダイレクトメール

石巻のカフェより

データビジネスの姉歯です。

ダイレクトメールはとても効果の高い媒体です。

ポストに直接届くために競合が少ないですし、物理的な媒体なので、捨てる前に高い確率で手に取られ、見出しを見てもらえるわけです。

でも、ダイレクトメールはコストが大きいという問題があります。

そもそも、チラシや郵送物による新規顧客の獲得率はかなり低いものです。成約率はだいたい0.1%、つまり1,000枚チラシをまいて一人お客さんになってくれるかどうか、というところです。

チラシの場合は、河北新報社だと折り込み作業のみで1枚3.8円ですから、印刷にも同じくらいのコストがかかるとすれば、顧客獲得コストは(3.8円+3.8円)×1,000枚で、7,600円になります。

一人のお客さんをこのくらいのコストで得られるなら、1回買ってもらっただけでは難しくとも、数回買い物をしてもらえればコスト回収できるでしょう。

目次

ダイレクトメールのコストを考える

一方ダイレクトメールの場合、例えば3枚のチラシを封筒に入れるとしたら、印刷代が3枚分と封筒代で3.8円+3.8円+3.8円+10円、それに郵送費82円がかかります。これをすべて足した1通あたりのコストは103.4円ですから、1,000通送ったときのコストは103,400円ですよね。

つまり、新規顧客一人の獲得コストが103,400円になるわけです。この金額を短期間で回収するのは大変ですよね。例外は1回あたりの金額と利益が大きい場合です。

あとは反応率が10%を超える場合。これは新規顧客獲得ではあり得ない数字ですから、既存顧客へのセール案内に使った場合ですね。

ダイレクトメールは効果的ですが、使いどころを考えないと赤字になってしまいますので、気をつけてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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