文字の多いパンフレットは読まれないのか

文字の多いパンフレット

仙台市内の喫茶店より

データビジネスの姉歯です。

時々、仕事でパンフレットの制作を頼まれる事があります。

そんな時は商品の作り手にじっくり時間を取ってインタビューして、場合によってはお客さんを紹介してもらってお客さんにもじっくりインタビューします。

結果、僕の作るパンフレットは内容の詰まった文字の多いものになる傾向があります。

そんなパンフレットのラフをお客さんのところに持って行くと、「文字が多くて読む気がしないからもっと文章を少なくしてほしい」と言われることがあります。

読んでもらいたいから、読んでもらいやすいように文字を少なくする。

一見筋が通っていますが、これはあまりお勧めできません。というのも、パンフレットには必ず目的があり、その目的を達成するために必要なだけの情報は入れる必要があるからです。

何のためにパンフレットを作っているのか考えよう

商品に同梱するパンフレットの目的は、少ない文字でわかりやすく商品の特徴を伝える事ではありません。それが必要なのは商品を販売する前の段階です。

お客さんが商品に入ったパンフレットを見るときは、すでに商品を買った後ですよね。

だから、商品に入れるパンフレットの目的は「お客さんにもう一度商品を買ってもらうこと」です。

そのためにはお客さんにとっての商品の価値を説明し、そのためにどれだけこだわって商品を作っているかを伝え、その価値を最大限に引き出す方法を理解してもらう必要があります。

営業マンに対して、「既存のお客さんにもう一度うちの商品を買ってもらえるように商品説明をしてください。ただし100文字以内で」なんて指示を出す人はいませんよね。

目的を達成するためには、目的を達成するために必要なだけの情報を伝えなければいけません。

そもそも、パンフレットを読まない人は、文字が多かろうが少なかろうが読みません。逆にパンフレットを読みたい人はもっと商品のことを知りたいと思って読んでいます。

だからお客さんの要求を満たすためにもパンフレットにはある程度しっかり情報を入れる必要がある訳です。

あなたのパンフレットの目的は何ですか?ぜひ振り返って目的を達成できる作りになっているか確認してみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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