通販サイトの運用方法

通販サイトのアナログ運用

選ばれ続ける仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

おとといから「ビジネスでハコ物行政をしない方法」について書いています。

というのもビジネスではお金をかけて作ったけれど、その後しっかり運用されず投資が無駄になっているケースがとても多いからです。

行政だと猛烈に批判されますが、ビジネスでは損をするのは経営陣とステークホルダーだけなので、外側から批判されることはありません。

でも経営者にとってはたまったものではありませんよね。

特にここ2年でお金をかけて放置されているのが「通販サイト」です。コロナウィルス対策として通販を始めたいという会社が増え、多くの通販サイトが作られました。

政府も通販サイトの開設に使える補助金を出していたため、ホームページの制作会社が「補助金で通販始めましょう」という営業をかけて来て、作ったはいいけどそのまま、というケースも多いようです。

実際宮城県内のある事業者さんで、通販サイトを作るのに50万かけたにもかかわらず、1年の販売件数が2件だけだった、という話があります。

そんな状態になるのを防ぐには「通販サイトに人を連れてくる」という運用をする必要があります。

通販サイトはアナログに運用する

通販サイトも基本的にはお店と同じです。お店に来てもらうためにはチラシを出したり、広告を出したりしますよね。

同様に、通販サイトでもお客さんを連れてくるための活動をしなければ売れるようにはならない訳です。

せっかく通販サイトを作ったのだからこれまで買ったことのない人に買ってもらえるようになればベストなのですが、普通の店舗と違い、通販サイトで初めてのお客さんに商品を買ってもらうのは簡単ではありません。

このため、通販サイトを作ったらまず最初にやる運用はこれまでリアルに買い物をしてくれていた方への案内です。

すでにあなたの商品を買って、良さを知っている方にとっては「店舗に行く」より「クリックする」方がハードルが低いですよね。このため、既存顧客への通販案内は購入回数を増やす効果が出ます。

そうやって通販の受注と発送に慣れたら、チラシや広告を使って通販サイトにアクセスを集めます。この場合、集客コストを一回の販売で回収しようと考えず、リピートを生み出す活動に注力する必要があります。

リピートで購入してもらうための活動としてはサンキューレターやニュースレターの郵送、フォローメールの送信、そしてダイレクトメールの発送などがあります。

多くの方はこれを「通販サイトの運用」とは考えません。しかし、この活動こそが通販サイトにとって最も重要な運用です。

通販サイトを持たれている方は、是非再購入してもらうための運用に力を入れてください。これができれば新規購入者を集めるための広告運用にもっとコストをかけられるようになり、通販の売上は拡大していきます。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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