ニッチビジネスの勘違い

本当のニッチビジネス

選ばれ続ける仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

「ニッチビジネス」と言ったとき、多くの人が思い浮かべるのは小さなマーケットで細々と営業するビジネスでしょう。

たまたまそのニッチ市場全体をカバーできれば大きな売上をあげることもできるかもしれないけど、普通はそううまく事は運ばない。日本語にすると「隙間産業」という言い方が一番近い、という感じでしょうか。

でも、本来ニッチを目指すというのはちょっと違います。

ニッチのマーケットを狙うときに重要なのは、他の会社がやっていない隙間を狙うのではなく、人数が少なくても価値が高い顧客をターゲットにするという点です。

「価値が高い顧客」というのは、商品の価値を理解し、その価値のためならためらうことなくお金を払える人たちです。

成功するニッチビジネスを普通の経営に取り入れる

ニッチはそもそもターゲットになる市場が小さいわけですから、顧客の価値に着目せずにただ隙間があったという理由でターゲットを絞ったらビジネスとしてはうまくいきません。

だから価値の高い顧客にターゲットを定め、その人たちだけに響くようなメッセージを使って、高い成約率で顧客獲得するのが成功するニッチビジネスの基本なんですね。

実はこの考え方はニッチではない普通のビジネスにも応用できます。

例えば商品の一部の機能をクローズアップし、高い価値を持つ特定の顧客だけに販売したらどうなるでしょうか。

価値の高いお客さんは高額の商品を買ってくれますので、一人あたりの利益額が大きくなります。

結果として、より少ない人数を集客すればビジネスとして成り立つようになり、集客の手間とコストを減らせます。

是非あなたのビジネスにもニッチ的な考え方を取り入れられないか考えてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

コメント

コメントする

目次