仙台の作業場より
データビジネスの姉歯です。
たいていの場合、ビジネスの文脈では「売るため」に商品が開発されます。
もちろん、お客さんの問題解決のためとか、市場に価値を提供するためという場合もあると思いますが、いずれにしてもそれによって利益を出すというのが目的になっている事が多いでしょう。
でも、マーケティングの文脈で考えると、商品の目的は利益を出すことだけとは限りません。
利益以外を目的にした商品とは
もちろんビジネスをする以上は利益を出すための商品は必要です。でもそれ以外に、「お客さんを集めるための商品」とか「マスコミから注目を集めるための商品」があっても構わないんですね。
実際、新規のお客さんを集めるときには、まずお客さんを集めるための商品を売って、お客さんとの関係性を構築してから利益を出すための商品を販売した方が売り上げが増えやすい傾向にあります。
また、マスコミから注目を集めるための商品があれば、一気にお客さんを集められる可能性も高いでしょう。
つまり「商品=売って利益を出すもの」と単純に考えずに、どの商品をどんな目的で使って、最終的にどんな利益構造を作るのか、戦略を立てておく必要があるというわけです。
当然、その途中には商品を使わずにニュースレターやDMでコミュニケーションをとるというプロセスも含まれます。マーケティング全体の流れを考えておけば、それぞれの商品をより効果的に使うことができるようになりますよ。
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