選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
今年も大学の講義が始まりました。昨年は前期と後期で二つの大学にお邪魔していましたが、今年は前期のうちから二つの大学で科目を担当させてもらっています。
「ビジネスモデル論」と「中小起業論」という講義なのですが、正直大学生に話したところでピンと来る学生はそんなに多くはありません。
それでも興味を持って聞いてもらうために、大学生が一番恐怖と関心を持っている就職活動に絡めてお話しをする事がよくあります。
例えば「就職活動で上手くいかない人は自分についてしか話をしない」「就職活動で上手くいく人は相手の会社に対してどんな価値を提供できるか伝える」といった具合です。
販売を成功させるにはお客さんについて語ろう
これ、学生の興味を引くためではあるのですが、もちろんビジネスの文脈でも重要になる話です(だからこそこの講義で伝えているわけです)。
商品の販売が上手くいかないとき、そのプロモーションの内容を見てみるとたいていの場合「この商品はここがすごい」「この商品は他と違う」「この商品の開発にはこんな手間暇がかかっている」といったようなことばかり書いてあります。
つまり「自分」についてしか話をしていません。
一方、売れ行きの好調な商品は「あなたのメリットはこれです」「あなたにとってこんな結果を提供します」「あなたの生活にこんな良いことがあります」といったように「お客さんの事」を伝えています。
商品を好調に販売したいなら、是非お客さん側の目線から商品の情報を発信して下さい。
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