競合を調べよう

自宅のリビングより

データビジネスの姉歯です。

売り上げを作りたければお客さんのリサーチをしよう、ということをこれまで何度もお伝えしてきました。

お客さんをリサーチすれば何を求めているかが分かり、何を求めているかが分かればどんな売り方をすれば良いかが分かるからです。

でも、リサーチをするならもう一つ調べなければいけない事があります。それは競合のリサーチです。

何せ、競合をリサーチすればあなたのビジネスから競合をなくす事ができます。

競合がいなくなれば、あなたはより簡単にお客さんから商品を買ってもらえますよね。

そんな馬鹿な事があるか、と思うかも知れません。もちろん、リサーチをしたところであなたの競合になっているビジネスが勝手に潰れたり、商売を変えたりしてくれるわけではありません。

でも、競合が何を言っているかが分かれば、あなたは競合と全く違ったメッセージで市場にアプローチできますよね。

お客さんのリサーチによって分かったお客さんの感情と、競合のリサーチによって分かった「競合が言っていないこと」を組み合わせれば、あっという間に市場を手に入れられます。

例えば、世の中の掃除機メーカーがこぞって「吸引力の強さ」で勝負をしている時、唯一ダイソンだけが「吸引力が変わらない」というメッセージで市場にアプローチしました。

彼らはお客さんが「吸引力が弱い」事に困っているだけでなく、「吸引力が落ちる」事に腹を立てていることに気づき、そこにアプローチするためのメッセージをつくったのです。

結果、あっという間に誰も知らない新興企業だったダイソンの掃除機は市場を席巻し、今や一つのブランドになりました。

競合が言っているのとは違うメッセージで、お客さんの感情を動かしてください。そうすれば、あなたのビジネスは競合とは違う存在になれます。

そうなれば、お客さんから「数ある企業の一つ」ではなく、「唯一の企業」として選んでもらえるようになるでしょう。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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