仙台のカフェより
データビジネスの姉歯です。
プラスチックが環境に悪い。そんな事はもう何十年も前からわかりきっていました。生物分解されず、環境負荷が高いから捨てずに再使用してゴミを減らさなければならない。だからプラの分別をしよう。そんな考えのもと、日本国内では前世紀からプラの分別が行われている訳です。
だったらそもそもプラを使わないようにすれば良いのは、誰が考えたって分かります。技術的に不可能だったという事もありません。何せ今、木製や紙製のストローが商品化されているわけですから。
でも、誰もそれを言い出しませんでした。あのストローが鼻に刺さったカメの画像がメッセージとして世に紹介されるまでは。
技術的には可能であるにもかかわらずこれまでもプラのストローが使い続けられてきたのは、おそらくコストの問題があるからでしょう。人はよほどのことがない限り自分の懐からお金を出しません。
それでも今回プラストローをやめようという運動が世界的に拡がっているのは、それほどまでにあのメッセージが強烈だったからです。世紀を超えても変わらなかった人の行動を、たった写真一枚で変えてしまったわけですね。
メッセージはそれほどまでの力を持っています。私たちのメッセージは世界を動かす必要はありません。でも、自社の製品によって、お客さんにどんな素晴らしい未来が訪れるか、粗悪な製品を使う事でどんな事態に陥るかを正しくお客さんに伝える必要があります。
それによってお客さんがあなたの製品を選んでくれるようになったら嬉しいですよね。
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