好きなのは「チリ」でした

宮城大学の演習室より

データビジネスの姉歯です。

まだ小学校低学年だった頃。石巻市内の旧北上川沿いにある中華料理店で初めてエビチリを食べました。そのあまりの美味しさに感動して、以降エビチリが好物です。

なので、高校の頃まではよく母親にリクエストして作ってもらっていました。ところが、一人暮らしを始めてからはその機会がかなり減りました。何せエビは高い訳です。一人暮らしの学生においそれと買える材料ではありません。

でも、ある日どうしても食べたくなって、でも海老は買えなくて、仕方ないので「同じ海産物だし」という強硬論でイカを使ってイカチリを作ってみたんですね。

すると、、なんととっても美味しいじゃありませんか。イカならエビよりもだいぶ安いので、かなり助かります。しかしそこで飽き足らず一人暮らしの強い味方、トリの胸肉でも試してみました。なんとこちらも美味しい!

それ以降、僕は何度となくイカチリ、トリチリを作ってはほくほく顔になっていたわけです。そして、ある日ついに気づいてしまいました。

僕が好きなのは「エビチリ」ではなく「チリ」なのでは?と。実際、エビチリでも他のチリでも満足度はそんなに変わりません。小学校の頃から好きだと思っていたものが、実は違うものだった事に大学生になってから気づくなんて、衝撃の体験でした。

実はこれ、ビジネスでも同じような事が起きるケースがあります。

お客さんが本当に好きなのは何ですか?

うちの商品はここが気に入られていると思っていたのに、実際お客さんにヒアリングしてみるとの全く別のところが評価されていた、ということが意外とあるんですね。

個人の食べ物の好みなら間違って理解をしていてもそんなに問題はありませんが、企業の商品だと話は別です。

というのも、自分たちが信じている商品の利点を伸ばそうとして改善した結果、お客さんが本当に喜んでいた利点が失われて商品が売れなくなってしまう事があるからです。

これを防ぐにはお客さんが商品のどこを気に入っているか知る必要があります。ところが困った事に商品の売れ行きやアンケートだけではお客さんが本当に何を気に入っているのかは分かりません。

ちょっと大変ではありますが、誰かお客さんにお時間をもらって、しっかりじっくりお話しを聞いてみるしかないんですね。でも、お客さんが本当に気に入っているものが何かが分かれば他の商品にも応用できますので、きっと無駄にはなりませんよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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