なぜ途上国に井戸を掘ってはいけないのか?

石巻のカフェより

データビジネスの姉歯です。

以前、テレビで発展途上国の支援をしている人のドキュメンタリーを放送していました。

その人は工業製品メーカーの社長さんで、現地の人たちに井戸掘りの技術を教えるだけでなく機械のメンテナンス方法も教えたそうです。

でもその一方で、その人自身は絶対に井戸を掘らないのだと言っていました。その人の会社はそれなりに成功しているので、日本からスタッフを連れてきて一気に井戸を掘るのは簡単なのだそうです。

でも、それでは意味がないから井戸を掘らないそうなんですね。

水が足りない地域はそもそもかなり深い井戸を掘らないと水が出てきません。だから、そんなに深い穴を掘るのはもちろん、穴の維持管理するにも機材が必要ですし、水を汲むためにはポンプも必要です。

日本から機材を持って行って穴を掘り、ポンプを設置して、あとは自由に使ってくださいと言う事は簡単です。でも、そんな事をしてしまったら、機材やポンプが壊れたら水を汲めませんし、新しい井戸も日本に頼らなければ掘れない状態になってしまいます。

一時は地域を潤せても、続かなければ意味がありません。だからその人は時間をかけて井戸掘りの技術、機材の使い方、修理の仕方を教え、現地の人たち自身で井戸を維持管理できるようにしているのだそうです。

これ、ビジネスにも通じる話だと思いませんか?たまたまテレビに取り上げてもらってお客さんがたくさん来ても、そのお客さんにリピートしてもらう仕組みがなかったら一時のブームで終わってしまいます。

長期的にビジネスを安定させるためには、時間がかかっても、面倒臭いと思っても、新しいお客さんを自分たちで見つけて、リピートしてもらう仕組みを作っておく必要があります。

あなたのビジネスにはそんな仕組みがありますか?

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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