100円セールをやめたミスドはどうなった?

100円セールをやめたミスドはどうなった?

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

無意味な値下げは企業の利益を削ります。その最たる例はミスタードーナッツの100円セールで、あのセールのせいで100円の時しかドーナッツが売れなくなり、ミスタードーナッツは全国の店舗を次々封鎖するところまで追い込まれたという話は有名ですよね。

最近100円セールを見なくなったな、と思った方もいらっしゃると思いますが、100円セールは2016年を最後に行われていません。

この結果どうなったかというと、ミスタードーナッツの業績はV字回復しています。

一番売上が少ないときから1.6倍まで売上を伸ばし、一時期1,000店を割った店舗数も再び1,000店舗を超えました。

低価格戦略から高付加価値戦略へ

もちろん、100円セールをやめた事だけが回復の原因ではないとは思いますが、価格面での方向性は100円セールをやっていた頃とは真逆で「高付加価値ドーナッツの提供」に梶を切っています。

値上げが怖い、値段を下げないと売れない、という意見をよく聞きます。でも実際は値段を上げて大失敗したという事例は多くはありません。

お客さんは「安物」が欲しいのではなく、「商品価値に対して割安感があるもの」を欲しがっています。だから、商品の価値をちゃんと伝えられれば絶対的な金額は高くても商品は売れていきます。

是非あなたも商品の価値をちゃんと伝え、適正な価格で買ってもらえるように行動してみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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