自宅のリビングより
データビジネスの姉歯です。
人間は怠け者です。お客さんも怠け者です。だから、商品の特徴をただ並べるだけでは商品を購入してくれないのです。
特徴はあくまで「商品の話」であって、お客さんの話ではありません。怠け者のお客さんは自分の事でなければ動きませんし、商品の話を自分の事に結びつけようとして考えてもくれません。
だから「容量500GB、カードサイズ、重量100gの音楽プレーヤー。」では売れないのです。
でも「小さくて軽いこのプレーヤーは、あなたの家のCDを全部ポケットに入れて持ち運べます」と言えば、お客さんは商品に興味を持ってくれます。
「堅牢な車体と正確なハンドリングを備えた300馬力の最新スポーツカー」ではダメです。
「レース走行にも耐える堅牢な車体はあなたの家族を守り、正確なハンドリングは緊急時の回避能力にも優れます。しかもパワフルなので、目的地まで素早く、安全に移動できます」なら買ってくれる可能性が高くなります。
それってどんな意味があるの?
商品の説明をする時は商品の特徴を伝えるだけでは足りません。実際に使う人にとって、その特徴がどんな意味を持っているかを考え、ブレイクダウンして書かなければ、お客さんは正当化の理由を見つけられずに商品の購入を見送ってしまうのです。
なにせ人間は怠け者です。お客さんがわざわざあなたの商品やサービスの特徴を見て考えてくれるなんて、あり得ないと思った方が良いでしょう。
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