選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
前回、お客さんが反応するメッセージを作るにはお客さんが求めている事を書こう、とお伝えしました。そのためにはターゲットを絞る必要があり、ターゲットを明確にしない限りはどんな悩みの人に向けてメッセージを書けば良いかわからなくなってしまうのでしたね。
しかし、この話をすると必ず頂くご意見があります。
それは「一人でも多くを集客したいからターゲットを絞りたくない」というものです。
気持ちはよくわかります。何せターゲットを絞らない方が見込みのお客さんは多いのは間違いありません。
顧客を絞った方が集客効果が高い
例えば「夜暗いところでも写真をきれいに撮れるカメラ」として売ればいろいろな人が買ってくれる可能性があります。でもターゲットを絞って「疲れて帰ってきて家事をこなし、ようやく寝かしつけを終えて静かになってくれた赤ちゃんの寝顔を、起こすことなくフラッシュをたかずにきれいに残せるカメラ」と言ったら赤ちゃんのいる家庭しか買ってくれません。
でも「夜暗いところでもきれいに写真が撮れます」と言われても、ほとんどの人は使用シーンがピンときません。一方「今しか残せない赤ちゃんの寝顔を、起こす心配なくフラッシュをたかずにきれいに撮れます」と言われたら使用シーンがありありと思い浮かび、赤ちゃんのいる家庭では「欲しい!」と強く思ってもらえるわけです。
結果として、両方チラシを作って同じ枚数配ったら、ターゲットを「赤ちゃんのいる家庭」に絞った方が成約数が多くなるのです。
ターゲットを絞るとどこで集客すれば良いかが明確になる
しかも、ターゲットが明確ならのべつ幕なしにばらまくのではなく、産婦人科や予防接種会場などでターゲットだけにアプローチできるため、より効率的に集客できます。
確かにターゲットの数が少ないのは心配かも知れませんが、仙台市だけでも1〜3歳の子どもがいる家庭は21,000世帯あります。
これだけのターゲットにアプローチできたら、それなりに良い商売になるはずですよね。
是非恐れずにターゲットを絞ってメッセージを発信してください。その方が効果的ですし、集客もやりやすくなる上、お客さんの数も十分集まります。
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