大学発のビジネスが上手く行かない理由

大学発ビジネスが上手く行かない理由

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

ある起業サポートをしている会の代表者さんとお話ししていたときのこと。

大学の研究者が主導して立ち上げた企業って上手く行かないですよね、という話題になりました。

もしかしたら「え、東大京大早慶あたりから華々しく起業した話をよく聞くけど?」と思った方もいらっしゃるかも知れません。

確かにそんな話はよく聞きますし、ビジコンで優勝して資金獲得して、出資者もついて良い感じで起業した、という例も多いです。

でもその後上手くいっていないのです。

商品が売れなければどんな先進的なビジネスも上手く行かない

具体的には製品やサービスが売れないんですね。

というのも、研究者の仕事は自分の研究を深める事だからです。だからその結果良いものが生まれては来るのですが、決定的にお客さんが見えていません。

技術的にどんなに先進的で素晴らしいことをやっていたとしても、結局の所お客さんが欲しいと思ってくれなければ商品は売れません。

マーケットにおいてはお客さんが欲しいかどうかが全てです。一方、研究者にとっては研究が正しいかどうかが全てです。だから上手く行かないケースが多いんですね。

極論、古い技術を使った商品でも欲しいという人がたくさんいたら大成功します。

あんなに大成功しているiPhoneも、ずっと昔からあったタッチパネル、電話、インターネット接続装置を組み合わせただけに過ぎません(もちろんあのデザインに収めた点は新しいですが)。

あなたも研究者と同じように自分の商品にのめり込みすぎ、お客さんを見失わないよう、気をつけてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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