そんなにたくさん選べるのは困る。。。

選べすぎるのは考えもの

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

うちの近くにテイクアウト専門の海鮮丼屋さんがあります。ちょくちょく通りがかるのですが小さなお店で、あまり流行っている様子はありません。

でも選べるどんぶりの種類が豊富で、店舗の入り口には選べる海鮮丼全170種類の写真を並べたポスターが貼ってあります。

あまりにも数が多いために一つ一つが小さくて、5メートルも離れたらカラフルな点々にしか見えないくらいです。

多分近くで見てもよっぽどじっくり見ない限りはどれがどれだかはわからないでしょう。

これだけ数を選べるのは海鮮丼だからこそできる業で、素材が10種類もあればその組み合わせで170種くらいは作れてしまいます。

小さなお店なのに、ロスも少なく多品種の中から選んでもらえる。なるほどよく考えられたビジネス設計ですね。

ただし、選べる種類が多すぎることを除いては、ですが。

人は選ぶのが嫌い

人は多くの選択肢から一つを選ぶというのが苦手な生き物です。だから、これだけ種類が多いと選ぶのを面倒に感じてしまう傾向があります。そもそもお店に入る前に気後れしてしまって入店をためらうケースもあるでしょう。

それに種類は確かに多いのですが、結局使っている材料は共通なのでそれぞれの商品で大きな違いは出せません。

だから選ぶのが好きだったとしても何度か来たら飽きてしまいます。

結果としてほとんどの人には敬遠され、たまに来てくれるお客さんには定着してもらいづらいという地獄のようなビジネスになってしまっているわけです。

一見良さそうなビジネスも、人間の特性面から考えると微妙なケースは少なくありません。何かを検討するときは是非気をつけてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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