選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
グアンチャーレと呼ばれるお肉があります。これは豚のほほ肉を塩漬けにして熟成したもので、パンチェッタのような生ベーコンの一種です。
ちょっと試したい料理があったのですが、グアンチャーレなんてその辺のスーパーには置いていないので、ネットで探すことにしました。
すると、楽天さんのあるショップでめちゃくちゃに評価の低いグアンチャーレがありました。
レビュー曰く「ほとんど脂身で肉の部分がありませんでした。こんなひどい生ベーコンは初めてです」だそうです。
これ、お客さんの知識不足です。
グアンチャーレは元々ほぼ脂身
豚のほほ肉というのは焼き肉で言う豚トロにあたります。だから、そもそもグアンチャーレというのは元々脂身が大半のベーコンなんですね。
お客さんはそれを知らずに生ベーコンという情報だけで商品を選び、届いた商品の脂身に驚いたのでしょう。もちろん、商品説明ページにはちゃんと「グアンチャーレ」と書いてありました。
にも関わらずお客さんはグアンチャーレが何かを知らずに買ってクレームにつながったのでしょう。この場合、ちゃんと商品について詳しく解説していれば低評価を防げた可能性があります。
当たり前の話に思うかも知れませんが、私たちはついついこれと同じ間違いをしてしまいがちです。
価格の説明、していますか?
それは自分たちの商品のこだわりやお客さんのメリットについて詳しく説明しないまま、高額な価格設定をしてしまうことです。
自分たちにとってみれば商品の品質が良く、こだわりも沢山あり、仕入れを考えたら当たり前の値付けをしていると思います。でもお客さんから見たらその価値が分からず、「高い」と感じるケースは少なくありません。
この場合問題なのは、ほとんどのお客さんは「高い」とは言わずに、黙って次は違う商品を選んでしまう事です。価値の高い商品でも売れなくなってしまうのはこれが原因です。
是非あなたの商品価値を説明してください。そうしないのはとてももったいないことです。
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